令和4年 年頭所感

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 (一社)東京都LPガススタンド協会 

 会長 山田 能成    

明けましておめでとうございます。

新たな年を迎え、皆様方にはいかがお過ごしですしょうか。

 昨年も世界中がコロナ禍の中にあり新型のオミクロン株も加わり、その猛威は収まる気配を見せていません。しかしながら、日本については、理由は定かではありませんが、昨年の秋以降急激に新規感染者数が減ってきております。ただ、医療従事者は、今後第6波の感染者増があることを予想し、その対応策の準備を進めていると聞いております。

 このようなコロナ禍の下で、世界経済は先行きの不透明感を拭えず、各国とも経済の舵取りに窮しております。

 日本においても同様な状況であり、政府は経済の回復に向けて令和4年度の一般会計予算の大幅な増額を計画しております。また、政府は原油高に伴うガソリン価格の高騰に対応するため原油の国家備蓄の売却放出を実施しました。しかしながら、LPガスは、国家備蓄の売却放出の対象とはなりませんでした。

 国家備蓄の売却放出等の国からの支援を受けられなかった私どものオートガスの業界の収益状況は、メインの顧客であるタクシー業界がコロナ禍の影響をまともに受け、タクシーの稼働率が大幅に下がったことにより、悪化が続いております。そのための改善策が、今後の業界各社の大きな課題となっております。弊協会と致しましても会員の皆様方に各種の有益な情報をお伝えすることにより、少しでもお役に立てるように努めたいと考えております。

 弊協会の主な使命は、LPガススタンド事業における自主的な保安管理体制の確立等を通じて安全の確保とLPガス産業の健全な発展を図ることです。そのために今後危害予防規程の改定及びその内容の周知徹底を図り、会員各社における保安管理体制の更なる強化に貢献したいと考えております。どうかよろしくご協力の程お願い致します。

 最後に会員の皆様方の益々のご繁栄とご健勝を祈念致しまして、新年のご挨拶とさせて頂きます。